中秋の名月、“月” のお酒いろいろ

満月とススキの写真

オリンピック・パラリンピックの閉会とともに、一気に涼しくなりました。
夏も終わり、すっかり秋ですね。

9月といえば中秋の名月。
“中秋の名月” とは旧暦の8月15日のお月様のことで、2021年は9月21日がこの日にあたります。そして、この日がちょうど満月と同じ日になるのは、なんと8年ぶりのことだそう!

今回は、そんなお月見がちょっと楽しくなりそうな、“月に因んだ名前のお酒” をご紹介します。

“三日月” から “満月” まで楽しめるお酒

・加賀の月:加越(石川県)

株式会社 加越は、石川県小松市にある慶応元年(1865年)創業の酒蔵さんです。「加賀の月」「酒峰加越」「関白加賀吟醸」などのお酒をつくっています。

「加賀の月」では、お酒の種類別に、「三日月」(本醸造)、「半月」(純米)、「満月」(純米吟醸) がつくられています。
中秋の名月と同じ「満月」は、2012年、2013年のノーベルナイトキャップ(ノーベル賞公式晩餐会のアフターパーティ)に採用されたお酒だそうです。

どの “月” を選ぶかはお好みで!

<加賀の月>
http://www.kanpaku.co.jp/sake/tuki.html

・奥 THE MOON:山﨑(愛知県)

愛知県西尾市の山﨑合資会社。東海の瀬戸内海ともいわれる三河湾を望む地で、明治36年に創業した、「尊皇」「奥」などをつくっている酒蔵さんです。

「奥 THE MOON」は、酒商山田とのコンセプトシリーズで、熟成の度合いによって、「満月」(新酒おりがらみ活性酒) →「半月」(生酒) →「三日月」(火入熟成酒) の3種類。

お月見で楽しむのは “満月” ですが、秋のこの時期、「奥 THE MOON」で楽しむなら「三日月」でしょうか。

<奥 THE MOON>(こちらは酒商山田のサイト)
https://concept-workers.com/productpost/%e5%a5%a5-oku/

“中秋の名月” にこそ!のお酒

・鍋島 特別純米酒 Harvest Moon ひやおろし:富久千代酒造(佐賀県)

佐賀県鹿島市の富久千代酒造有限会社。大正末期創業の酒蔵さんですが、「鍋島」は、地元の米と水で醸し出す地酒を目指し、1998年に誕生したブランドだそう。

そんな「鍋島」には、季節によっていろいろな “Moon” があります。「New Moon」「Blossoms Moon」「Summer Moon」「Harvest Moon」。
「Harvest Moon」は、まさに名前も “中秋の名月” そのもの。

秋の純米ひやおろし。純米らしい旨味を楽しめそうです。

<鍋島 商品ラインナップ>
https://nabeshima.biz/sake.html

・得月:朝日酒造(新潟県)

新潟県長岡市、「久保田」の醸造元として有名な朝日酒造株式会社。天保元年(1830年)の創業です。最近は、スパークリング酒を発売したり、アウトドアブランドや有名デリカッセンとのコラボレーションなど、日本酒の新しい楽しみ方にも積極的です。

朝日酒造さんからは、まさにお月見酒として、季節限定の純米大吟醸「得月」がつくられています。

28%まで磨かれたお米は、まるで満月の粒のよう! パッケージも、お月見のうさぎたちが宴を楽しんでいる姿が愛らしいデザインです

<得月>
https://www.asahi-shuzo.co.jp/season/tokugetsu/

・朔田:盛田庄兵衛(青森県)

株式会社 盛田庄兵衛は、青森県七戸町、創業安永6年(1777年)の老舗の酒蔵さん。「駒泉」「真心」「作田」の醸造元で、大吟醸の上槽は手作業で袋吊りの伝統的な酒造りを守っておられます。

新ブランド「朔田」の「朔田 新月」は、9月出荷分は、お月見を楽しめるようにと「朔田 満月」になるとのこと。

せっかくなら「満月」でお月見してみたくなりますね。

<朔田 新月(満月)>(Instagramより
https://www.instagram.com/p/CTWGwPNnlts/


変わり種の名前のお酒

・冬の月:嘉美心酒造(岡山県)

岡山県の1913年創業の酒蔵さん。創業以来、“米旨口” を追求しつづけてきた酒蔵さん。「嘉美心」「神心」「冬の月」などのお酒をつくっています。

無濾過生原酒にこだわって、2000年からスタートした「冬の月」は、100本に一本の割合で “満月ラベル” が出現し、ツキを呼び込むお酒としてSNSなどで話題になったお酒です。
この「冬の月」からは、四季折々に楽しめる冬の月がつくられています。1月は「輝月(
きづき)」、3月は「朱月(あかつき)」、6月は「蒼月(あおつき)」、9月は「冬まで待てない冬の月」。

いずれも、岡山名産の白桃の果皮から抽出した「岡山白桃酵母」が使われていて、フルーティな白桃を思わせる香りが特徴とのこと。どんな香りか興味が湧きます。

<冬の月>
https://kamikokoro.co.jp/fuyunotsuki.html

・月が綺麗ですね,Fly me to the moon:瀬戸酒造店(神奈川県)

神奈川県開成町の酒蔵さん。創業は慶応元年(1865年)ですが、1980年に中断していた自家醸造を2018年から再開された酒蔵さんです。「酒田錦」「あしがり郷」「セトイチ」のブランドでお酒をつくっていますが、「セトイチ」は、さまざまな酵母と醸造技術の組み合わせと、飲む人やシーンをイメージした味づくりをコンセプトにしたブランドだそう。

そんな「セトイチ」のお酒の名前は、どれもちょっと変わっています。「いざ」「はるばる」「手の鳴る方へ」「風が吹いたら」などなど、名前の後ろにお話が隠れていそうな名前です。
その中にあるのが、「月が綺麗ですね」と「Fly me to the moon」。『今まで知っていた10号とは違った面を見る事ができた』と杜氏に紹介される「月が綺麗ですね」と、そのAnother Editionの「Fly me to the moon」。いずれも協会10号酵母を使ったお酒ですが、酒米が異なります。

お酒の名前のイメージに想像を膨らませながら、お月見を楽しむのも一興かもしれません。

<セトイチ>
https://setosyuzo.ashigarigo.com/brands/setoichi/


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“月” に因んだ名前のお酒から、あれこれ興味深そうなものをご紹介しました。

名前に “月” が入っているお酒は、全国に数多くあります。お酒でもジャケ買いをすることがあるように、名前買いから新たなお酒との出会いがあってもいいのかなと思います。

秋あがりももちろんいいけれど、お月見のおともに、“月” の名前のお酒を選んでみては?
楽しそうな “月” の一本を、ぜひ探してみてください。


いつも楽しくWakuWakuを忘れずに。
そんな時間のお供をしてくれるお酒にも感謝して、今晩もカンパイ!!